【寄り付き概況】
25日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比137円02銭安の2万1961円82銭で、節目の2万2000円を18日以来、1週間ぶりに下回った。
前日のNYダウが140ドルあまり下落、ナスダック総合指数は100ポイントを超える下げとなり、東京株式市場でもリスク回避の売りが優勢となった。
トランプ米大統領が国連総会演説で中国を批判したことにより米中対立への警戒感が再燃、民主党の下院議長がトランプ米大統領の弾劾調査入りを発表したことも政局不透明要因として嫌気された。
市場では「弾劾調査で支持率が下がれば、トランプ氏が支持獲得に向けて中国などへの強硬姿勢を強めかねない」との声も聞かれた。
日経平均はここまでサイコロジカルラインで11勝1敗と一貫して水準を切り上げてきたが、その反動もあって足もとは利益確定売り圧力が顕在化している。外国為替市場で円高に振れていることも逆風材料となっている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、4業種が高く、値上がりは医薬品、電力ガス、食料品、空運。値下がりで目立つのは鉱業、鉄鋼、証券、海運、機械など。
個別ではソフトバンクグループ(SBG)が安い。ファナックのほか、信越化や日東電が下落している。トヨタの売り物が厚く、ソニーは小幅安、三菱UFJ、三井住友は弱含みで任天堂は大幅に下落している。
一方、中外薬や武田、アステラスといった医薬品株が高い。OLCが買われ名鉄がしっかり、花王や資生堂が上昇している。
テクニカル的には、富士PS(1848)、イージェイ(2153)、林兼産(2286)、クロスキャット(2307)、カカクコム(2371)、アイロム(2372)、ABC(2670)、ハードオフ(2674)、アダストリア(2685)、フィールズ(2767)、ピエトロ(2818)、DDHD(3073)、ウェルシア(3141)、SFP(3198)、サンセイラン(3277)、イーグランド(3294)、ミタチ(3321)、JSB(3480)、メディアドゥ(3678)、システムリ(3771)、さくら(3778)、イビデン(4062)、JSR(4185)、応化工(4186)、森六(4249)、サイバネット(4312)、トリケミカル(4369)、日新薬(4516)、久光(4530)、JCR(4552)、サニックス(4651)、星光(4963)、エンビプロ(5698)、ジーテクト(5970)、IRJ(6035)、リブセンス(6054)、チャームケア(6062)、キャリアリンク(6070)、IBJ(6071)、バリュー(6078)、エラン(6099)、ベル24(6183)、CKD(6407)、セガ(6460)、明電舎(6508)、星和電(6748)、古河池(6937)、日立造(7004)、愛三工(7283)、ノジマ(7419)、マルシェ(7524)、パンパシ(7532)、アルゴグラ(7595)、ウェーブロック(7940)、ピジョン(7956)、スクロール(8005)、エネクス(8133)、リンガハット(8200)、ヤオコー(8279)、興銀リ(8425)、丸和運輸(9090)、日本BS(9414)、レノバ(9519)、KNTCT(9726)、NSW(9739)、ニトリ(9843)、JBCC(9889)、やまや(9994)が動兆。
