反発後、堅調な展開か

26日の日経平均株価は反発後、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1900円-2万2200円。
日経平均株価はきのう25日、朝安後に下げ渋る動きとなったことや、現地25日の米国株式が反発したことなどから、買い先行のスタートとなりそう。
きょうは3、9月期決算銘柄の権利付き最終売買日となる。配当取り狙いや配当再投資目的の買いが膨らむとみられる。一方で、こうした買いを見込んであらかじめ買っていた投資家の利益確定売りも出ると予想され、売買高は増えそうだ。
 
また、安倍首相は現地25日、トランプ米大統領と日米貿易交渉の最終合意を確認した共同声明に署名。注目された自動車への追加関税措置は回避された。協定の発効には、両国の国内手続きが必要となるが、自動車関連銘柄は不透明感が払しょくされ、見直す動きが見込まれる。
日経平均は年初来高値まであと300円ほどに迫り、上値では利益確定売りが出やすい。市場では「2万2200円が上値メドになる」との声があった。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(25日終値は107円28-29銭)、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の後半(同117円98銭-118円02銭)で推移する。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所終値比85円高の2万1885円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■メディネット <2370>
19年9月期の経常損益(非連結)を従来予想の16.3億円の赤字→10.1億円の赤字(前期連結は27.1億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
 
■サイボウズ <4776>
8月売上高は前年同月比19%増の10.9億円、営業利益は同24%増の2.6億円。
 
■岡藤ホールディングス <8705>
20年3月期第2四半期に投資有価証券売却益1億1900万円を特別利益として計上する。
 
■アストマックス <7162>
販売用に取得した太陽光発電設備3施設を売却。20年3月期第2四半期に譲渡益5500万円を計上する見込み。また、20年3月期第3四半期に投資有価証券売却益6800万円を特別利益として計上する。
 
■日本電技 <1723>
ジュピター電算機システムの全事業を譲受。食品製造業を主に生産・販売・物流業務を一元管理するシステムを構築する。
 
■アイロムグループ <2372>
オーストリアのInnovacell Biotechonologieから細胞治療製剤の製造を受託。また、同社の第三者割当増資を引き受ける。取得価額は135万ユーロ。
 
■バリューコマース <2491>
ヤフー <4689> 傘下で宿泊施設向け予約・宿泊管理システムを提供するダイナテックの全株式を取得し子会社化する。取得価額は27.4億円。
 
■アマガサ <3070>
東京台東区に保有するビル2棟を売却。20年1月期第3四半期に譲渡益7300万円を特別利益として計上する。
 
■シーアールイー <3458>
低温車を中心としたリース・レンタルのA-TRUCKと資本業務提携。物流インフラプラットフォームのサービスを拡充する。
 
■ピーバンドットコム <3559>
「1Click見積もり」がルネサスエレクトロニクス <6723> がweb上で公開している「RL78クイックソリューション」と連携。同サイトから簡単に見積・発注ができるようになった。
 
■ULSグループ <3798>
子会社ピースミール・テクノロジーが官公庁・自治体向けICTコストの見積評価支援サービスを開始。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】

【国内】
26(木)
配当・優待権利付き最終日
HPCシス(6597)が東証マザーズに新規上場
《決算発表》
クスリのアオキ、オプトエレクト、ニイタカ、GameWith、ヒマラヤ、NaITO、セキチュー
 
【海外】
米4-6月期GDP確定値(21:30)
米8月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
《米決算発表》
アクセンチュア、マイクロン・テクノロジ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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