東証マザーズ指数は5日続伸した。前日比4.90ポイント高の886.24ポイントと、8月2日以来約2カ月ぶりの高値で終えた。
日経平均が大きく反発したことで個人投資家心理も大きく上向き、日中取引が始まった後も上げ幅を拡げていく展開になった。
ただ、後場の後半からは利益確定売りが優勢となり、結局、上げ幅を縮める形となった。
売買代金上位では、サンバイオやアンジェス、オンコリス、そーせいといった主力のバイオ関連株の上昇が目立った一方で、サイバー・バズやギフティといった直近IPO銘柄は軟調だった。
市場からは「信用取引の評価損率は比較的低水準で、個人の物色意欲はそれなりにあるようだ」との声が聞かれた。
売買代金は概算で891.69億円。騰落数は、値上がり145銘柄、値下がり136銘柄、変わらず13銘柄となった。
マザーズ市場に上場したHPCシスは、午前に公開価格を6%下回る1870円で初値を付け、その後は初値を安値として買いが続き、初値を7%上回る2010円で初日を終えた。
個別では、エヌ・ピー・シー、ライフネット生命保険が年初来高値を更新した。ライトアップ、すららネット、くふうカンパニー、オンコリスバイオファーマ、ステムリムが買われた。
一方、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが年初来安値を更新した。ブランディングテクノロジー、サイバー・バズ、ツクルバ、はてな、メディカルネットが売られた。
