26日の日経平均が小反発。終値は前日比28円高の2万2048円だった。
前日の米国株が上昇したことや円安進行が好感されて序盤は160円高と上げ幅を広げたが、買い一巡後は期末接近による益出し売りに押されて徐々に軟化へ。終盤には一時マイナス圏へ落ち込むなど伸び悩みは鮮明となった。
27日の東京株式市場は、模様眺めムードが広がるなか、日経平均株価の権利配当落ち分(160円程度)を即日で埋めることができるか否かに注目が集まりそうだ。
即日で埋めてくれば足元の基調は強いとの見方が強まり、買いが買いを呼ぶ展開も期待できる。TOPIXが年初来高値を更新し、ジャスダック平均はきょうで14日続伸、マザーズ指数もチャート形状が良くなっており、日本株を取り巻く環境は良好となっている。
この流れを切ることなく、日経平均も年初来高値(2万2362円)を更新しておきたいところだ。また、このタイミングでTOPIXが高値を更新してきた点からは、グロースよりもバリューの方にまだ分があるとみる。指標面での割安感があり、かつテクニカルが好転している銘柄を仕込むに良い局面と考える。
■テクニカル・ポイント(26日現在)
23191.13 ボリンジャー:+3σ(25日)
23015.11 ボリンジャー:+3σ(13週)
22926.27 ボリンジャー:+3σ(26週)
22538.20 ボリンジャー:+2σ(25日)
22458.25 ボリンジャー:+2σ(13週)
22408.17 ボリンジャー:+2σ(26週)
22048.24 ★日経平均株価26日終値
22041.91 6日移動平均線
22001.32 新値三本足陰転値
21999.76 均衡表転換線(日足)
21901.38 ボリンジャー:+1σ(13週)
21890.07 ボリンジャー:+1σ(26週)
21885.26 ボリンジャー:+1σ(25日)
21698.33 均衡表雲上限(週足)
21393.09 均衡表雲下限(週足)
21371.98 26週移動平均線
21344.51 13週移動平均線
21236.84 均衡表基準線(週足)
21236.31 75日移動平均線
21232.33 25日移動平均線
ローソク足は下ヒゲを伴いながらも陰線を引いて上値での売り圧力の強さを窺わせており、終値ベースでは、2日連続で5日移動平均線を下回った。
東証1部の騰落レシオは129.28%(昨日133.12%)と高止まりしており、過熱感が意識された格好。しかし、5日線が上向き基調をキープしているほか、25日線と75日線が揃って200日線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現し、中長期的な上昇トレンド継続を示唆している。
日足の一目均衡表では、転換線が上昇を続けるなど強地合いは依然として確認されている。
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