[概況]
30日の東京外国為替市場は、豪ドル円の下落が目立った。
豪ドル円は、序盤に発表された中国の財新製造業PMIが予想を上回ったことを好感し上昇したが、終盤では売り圧力が強まり安値を72.700円としている。
この下落にはっきりとした材料は伝わっていないため、米中の貿易対立を警戒しての動きかもしれない。
さて、この後の為替市場だが、ユーロ円の動きに注目したい。
欧州時間に入り発表されたドイツの小売売上高や失業者数は、予想より改善される結果だった。
この後発表されるユーロ圏の失業率やドイツの消費者物価指数も同じように改善されれば、ユー円は上昇する可能性が高そうだ。
その場合は、20日移動平均線を上抜けていくかどうかが注目点だろう。
[提供:カネツFX証券株式会社]
