もみ合い展開か

30日の日経平均は続落。123円06銭の21755円84銭で取引を終了。
売り先行で始まった日経平均は、前場こそ70円程度の狭いレンジ取引だったが、後場に入ると下げ幅を広げており、一時21666円60銭まで下げる局面もみられた。ただ、大引けにかけてはショートカバーとみられる動きもみられており、下げ幅を縮めている。
 
さて、期末の配当取り一巡から需給がやや緩くなり、本日も不透明な外部要因に押されて下値を切り下げてしまった。
米中のぎくしゃくした関係が再び買い方を慎重にさせており、10月相場は9月のように勢い良く上値を試す展開にはなりそうもない。今週は日銀短観、米雇用統計など重要指標の発表が控えておりポジションの取りにくい1週間となりそうだ。

10月1日の東京株式市場で、主要株価指数はもみ合い商状か。
チャート面からは頭打ち感が鮮明となっている。ただ、27日も今日も引け間際にかなり値を戻しており、売りづらさも意識されている。
明日は10月入りし、国内では消費増税が実施される。足元では楽観ムードがやや後退しており、寄り前に発表される日銀短観の内容次第では、指数の振れ幅が大きくなるかもしれない。
テクニカルでは、26週線(21386円、30日時点、以下同じ)、52週線(21372円)、13週線(21332円)、25日線(21327円)と21300円台に節目が集中している。
短期的にはこの辺りまで下げる余地がある一方、これらは強いサポートにもなると考える。
 
 
■テクニカル・ポイント(30日現在)
 
22416.39  ボリンジャー:+2σ(26週)
22098.84  新値三本足陽転値
21980.18  6日移動平均線
21972.22  ボリンジャー:+1σ(25日)
21961.08  均衡表転換線(日足)
21901.51  ボリンジャー:+1σ(26週)
21874.81  ボリンジャー:+1σ(13週)
 
21755.84  ★日経平均株価30日終値
 
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21386.62  26週移動平均線
21332.22  13週移動平均線
21327.86  25日移動平均線
21253.59  75日移動平均線
21236.84  均衡表基準線(週足)
21223.42  200日移動平均線
21214.66  均衡表基準線(日足)
21183.16  均衡表転換線(週足)
21178.42  均衡表雲下限(週足)
20966.92  均衡表雲上限(日足)
20871.73  ボリンジャー:-1σ(26週)
20789.62  ボリンジャー:-1σ(13週)
 
ローソク足は下向きの5日線下で推移して陰線を引いたが、長めの下ヒゲを出し、下値での買い意欲の強さを確認する形となった。
一目均衡表では、転換線が下降を継続したほか、パラボリックは売りサイン点灯2日目で、いずれも短期的な下落圧力の継続を示唆している。
ボリンジャーバンドでは、+1σを下放れて終了し、19日のザラ場高値+2σ超えを直近ピークとした調整トレンドを示しており、目先は中心線側への移行が予想される。
RSIは71.97%(前週末83.42%)と節目の80%を下回り、過熱圏を脱した。
 
 
【信用規制・解除】
(30日大引け後 発表分)
○コロプラ <3668>
東証と日証金が10月1日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
 

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