【寄り付き概況】
1日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比75円60銭高の2万1831円44銭。
米国市場に上場する中国企業の上場廃止などを巡る報道について米財務省報道官が否定したことなどから、米中間の対立激化に対する過度な懸念が後退。前日のNYダウが96ドル高と反発、外国為替市場でも1ドル=108円台近辺の推移と円安含みで推移して好感した買いが先行している。
主力株中心に買いが優勢となっている。9月の日銀短観は3四半期連続で悪化したものの、事前の市場コンセンサスを上回ったことも、株価にポジティブに働いている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種が高く、値上がり上位に電力ガス、ゴム製品、金属製品、紙パルプ、保険など。
個別では、ソフトバンクGが高く、任天堂は堅調。トヨタ、東エレク、村田製、ソニーは値を上げ、キーエンス、安川電もしっかり。三菱UFJ、三井住友、オリックスが買われ、JTが強含みで、大塚HDは小幅高で、武田が上伸している。しまむらは買い気配から始まった。
半面、ファーストリテが安く、スクエニHDは下押している。エムスリーが利益確定売りに押され、第一三共は大幅安でかんぽが軟調に推移している。
テクニカル的には、エムスリー(2413)、ムゲン(3299)、ネオス(3627)、DIT(3916)、ノムラシス(3940)、関東電化(4047)、テルモ(4543)、M&Aキャ(6080)、ツガミ(6101)、酒井重(6358)、GameWith(6552)、JVCKW(6632)、ツツミ(7937)、ワイヤレス(9419)、アイネス(9742)が動兆。
