反落後、もみ合い展開か

2日の日経平均株価は反落後、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万1600円-2万1900円
1日のNYダウ工業株30種平均は反落し、前日比343ドル安の2万6573ドルと1カ月ぶりの安値で終えた。1日発表された米サプライマネジメント協会(ISM)の9月の製造業景況感指数が10年3カ月ぶりの低水準となり、米景気後退への懸念から売りが膨らんだ。
 
米中貿易摩擦の激化を背景に世界で景気減速懸念が強まっているとの見方が意識され、投資家心理は弱気に傾きそうだ。景気敏感株を中心に幅広い銘柄に売りが広がりやすい。中国建国70年を迎えた1日、香港で大規模デモが激化し、実弾による負傷者が初めて出たことも重荷になるだろう。市場では2万1500円が下値メドになるとの声があった。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比290円安の2万1680円だった。外国為替市場で円相場が1ドル=107円台後半と円高・ドル安方向に振れている。輸出採算の悪化懸念などから景気敏感株に売りが出やすく、日本株相場の重荷となりそうだ。
 
日程では、国内では内閣府が9月の消費動向調査を発表。ファストリ(9983)は9月の国内ユニクロ売上高を公表するほか、ニトリHD(9843)が3~8月期決算を発表する。レオクラン(7681)が東証2部に新規上場する。
海外では9月の米ADP全米雇用リポートが公表される。国慶節による祝日で中国(上海・深圳)市場が休場になる。
 
 
【好材料銘柄】
 
■アプリックス <3727>
子会社スマートモバイルコミュニケーションズが次世代通信技術のクラウドSIMを使用する新サービス「めっちゃ WiFi」の提供を開始。
 
■UMNファーマ <4585>
塩野義製薬 <4507> との資本業務提携に係る第4回開発マイルストーン条件を達成したことを塩野義が確認。19年12月期第4四半期に塩野義から一定額のマイルストーンフィーを受領する。
 
■リプロセル <4978>
北米およびヨーロッパにおける米NeuCyte社製ヒトiPS細胞由来の神経細胞に関する販売代理店契約を締結。
 
■大戸屋ホールディングス <2705>
コロワイド <7616> が1日付で同社創業家から135万1800株(発行済み株数の18.67%)を取得し、筆頭株主となった。
 
■マーケットエンタープライズ <3135>
農業総合研究所 <3541> [東証M]と農業生産者支援で業務提携。第1弾として、農総研の登録生産者約8500人に向けた、中古農機具の買取サービスを開始。
 
■シノプス <4428>
棚卸サービスのエイジス <4659> [JQ]と業務提携。小売業の棚卸から発注まで全てを自動化するワンストップ自動発注サービス「sinops-BPO」を提供。
 
■アトラ <6029>
東証が市場1部から2部へ指定替えする猶予期間を解除。9月の月間平均時価総額及び月末時価総額が20億円以上となったため。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
2(水)
9月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
ニトリHD、カネコ種、サムティ、TSI HD、瑞光、ニューテック、タカキュー
 
【海外】
米9月ADP全米雇用リポート(21:15)
休場:インド
《米決算発表》
レナー

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次