【寄り付き概況】
2日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比140円62銭安の2万1744円62銭。
前日のNYダウが340ドル以上の下落をみせるなど大幅安となり、これを受け東京株価市場でもリスクオフの流れに晒される格好となっている。
前日発表された9月の米ISM製造業景況感指数が47.8と好不況の境目となる50を2カ月連続で下回ったうえ、10年3カ月ぶりの低水準に落ち込んだことで、米国のリセッションに対する警戒感が再び強まった。
外国為替市場では1ドル=107円台後半までドル売り・円買いの動きを誘発、これも見送りムードにつながる。東京株式市場でも電機や機械株など中心に世界景気敏感株に売りが出やすい状況にある。きょう、北朝鮮が日本海に向けて飛翔体を発射したと伝わったことも全般リスク回避の動きを助長している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、電力ガス、食料品を除き安い。値下がりで目立つのは非鉄、鉄鋼、石油など。
個別では、国際帝石、住友鉱、三井金は値を下げている。三菱UFJ、三井住友、みずほFGは軟調で、SMC、コマツ、日本電産はさえない。ソニー、キーエンス、東エレクは弱含み、トヨタ、ホンダ、日産自が売られている。
半面、関西電、中部電、四国電は買われ、京急、小田急、東急は値を上げている。日ハム、キッコーマンは締まり、ファーストリテ、コロプラは強含んでいる。
テクニカル的には、日アクア(1429)、ファーストコーポ(1430)、積ハ(1928)、住電設(1949)、エスクリ(2196)、ツカダ(2418)、アサヒ(2502)、キーコーヒー(2594)、あい(3076)、富士紡(3104)、スターティア(3393)、フェリシモ(3396)、帝人(3401)、トクヤマ(4043)、日化(4092)、日触媒(4114)、塩野義(4507)、早稲アカ(4718)、オハラ(5218)、日製鋼(5631)、セラク(6199)、OKK(6205)、やまびこ(6250)、TOWA(6315)、アネスト岩田(6381)、トレセミ(6616)、フォスタ(6794)、航空電子(6807)、チノー(6850)、図研(6947)、ホトニクス(6965)、三井E&S(7003)、ショーワ(7274)、NISSHA(7915)、4℃(8008)、日立ハイテク(8036)、シナネン(8132)、しまむら(8227)、第一生命(8750)、トランコム(9058)、ヤマシタヘルス(9265)、競馬(9672)、トラコス(9715)が動兆。
