マザーズ指数は反落、米株安受け投資家心理悪化

東証マザーズ指数は反落した。前日比4.61ポイント安の872.43ポイントだった。
前日のNYダウなどの主要株価指数が大幅に下落したことを背景に景気減速への懸念から日経平均は売りが先行、マザーズ市場にもこの流れが波及した。
為替相場も1ドル=107円台後半と円高方向に傾いており、投資マインドが悪化している。
メルカリやサンバイオ、ミクシィなど指数寄与度の高い銘柄が売られ、相場の重荷となった。
一方で、シノプスやトランザスなど個別に材料のある銘柄が買われ、売り一巡後は、下げ幅を縮めた。
市場では「経済指標の悪化は先行き不透明感を強めかねない。本日は9月のADP全米雇用報告、明日は9月のISM非製造業景況指数、4日は9月の雇用統計と重要指標の発表が相次ぐため、これらを見極めるまでは動きづらい」との声もあり、様子見ムードが広がっている。
値上がり銘柄数は128、値下がり銘柄数は150となった。
 
10月1日にマザーズ市場に上場し、当日は売買不成立となったパワーソリュは2日午前、公開価格の2.6倍となる5110円で初値を付けた。
その後は短期志向の個人投資家らが売りを膨らませ、前場終値は初値を下回る4850円だった。
 
個別では、ツクルバ、ヴィッツ、インフォネット、Link-U、chatworkなど10銘柄が年初来安値を更新した。フレアス、リネットジャパングループ、CRGホールディングス、AMBITION、ミクシィが売られた。
 
一方、ドリコムが年初来高値を更新した。シノプス、アプリックス、トランザス、データホライゾン、ブシロードが買われた。
 

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