東証マザーズ指数は反落した。前日比1.88ポイント安の875.16ポイントだった。
米国の経済指標悪化を受けて世界的にリスク資産への投資がやや鈍る中で日経平均が下落、投資家心理が悪化しマザーズ市場にも売りが波及、値下がりする銘柄がやや多かった。
一方、信用取引の評価損率は比較的低水準で推移しており、個人投資家にはまだ投資余力があるとみられ、個別に材料のあったアプリックス、シノプスなどが買われ、一時上昇に転じる場面もあった。主力株はミクシィ、メルカリが安い一方、そーせい、ブシロードが高いなど高安まちまちとなった。
市場からは「東証1部の中小型株に値動きの良いものがあり、そちらに個人などの売買が集まりやすかった」との指摘があり、売買代金は前日に比べて減った。
値上がり銘柄数は130、値下がり銘柄数は156となった。
1日にマザーズ市場に上場したパワーソリュは上場2日目となる本日午前、公開価格の2.6倍となる5110円で初値をつけた。終値は4910円で初値を3.9%下回った。売買代金はマザーズ市場で、そーせいに次ぐ4位だった。
個別では、ツクルバ、ヴィッツ、インフォネット、Link-U、chatworkなど10銘柄が年初来安値を更新した。ビリングシステム、sMedio、ミクシィ、リネットジャパングループ、AMBITIONが売られた。
一方、ドリコム、ブシロードが年初来高値を更新した。アプリックス、シノプス、データホライゾン、トビラシステムズ、ピアラが買われた。
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