続落展開か。

3日の日経平均株価は続落展開か。
日経平均株価の予想レンジは21300円-21500円。
2日のNYダウ工業株30種平均が前日比494ドル安で終えるなど主要な株価指数が軒並み大幅下落した。同日発表の9月のADP全米雇用リポートでは、非農業部門(政府部門を除く)の雇用者数の伸びが前月から減速した。
前日も9月のサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が10年3カ月ぶりの低水準となった後とあって、米景気後退への懸念が強まる結果となった。
欧州も2日は英FTSE100が3.2%安、独DAX指数が2.8%安となるなど各国株式相場が急落した。日本株に対しても運用リスクを回避する目的の売りが先行しそうだ。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(2日終値は107円67-68銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の半ば(同117円57-61銭)で小動き。対ドルでの円高が警戒され、輸出関連銘柄を中心に軟調な展開を強いられそうだ。
市場では、前日終値を500円近く下回る2万1300円近辺まで下落する可能性があるとの見方があった。
景気敏感株をはじめ幅広い銘柄に売りが優勢となる公算が大きいだろう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比365円安の2万1345円だった
 
日程では、国内は、日銀の布野幸利審議委員が島根県の金融経済懇談会でのあいさつと記者会見を予定している。
海外では、日本時間夜に米サプライマネジメント協会(ISM)が9月の非製造業景況感指数を発表する。前月までは製造業と比べて相対的な底堅さを保っていたものの、仮に市場の想定を下回る結果となれば景気後退懸念を一段と強めかねない。また、中国本土(上海・深圳)と韓国は休場となる。
 
 
【好材料銘柄】
 
■テラ <2191>
福島県立医科大学と医師主導治験に関する契約を締結。薬事承認申請を目指し、進行再発胸腺がんに対する二次治療としての樹状細胞ワクチン療法の有効性と安全性を評価する第1/2相試験を実施する。
 
■SAMURAI&J PARTNERS <4764>
ソーシャルレンディング最大手のmaneoマーケットと業務提携。
 
■キャリアリンク <6070>
上期経常を44%上方修正。
 
■瑞光 <6279>
上期経常が41%増益で着地・6-8月期も93%増益。
 
■RPAホールディングス <6572>
IoT製品の開発など手掛けるCAMI&Co.と資本業務提携。アナログ情報をデジタル化し、さらなる業務効率化を実現するサービスを提供する。
 
■ニューテック <6734>
上期経常が28%増益で着地・6-8月期も35%増益。
 
■エービーシー・マート <2670>
9月既存店売上高は前年同月比7.4%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
■アダストリア <2685>
9月既存店売上高は前年同月比1.1%増と3ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
《決算発表》
不二越、平和堂、アオキスーパー、トライステージ、エスプール、KTK、バイク王、東海ソフト、クリーク&リバ、放電精密、ナガイレーベ、マルカ、毎コムネット、北恵
 
【海外】
米8月製造業受注(23:00)
米9月ISM非製造業指数(23:00)
休場:韓国
《米決算発表》
ペプシコ、コストコ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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