​​​​​​​米ドル円、108円台半ばを中心に確りの展開。

[概況]

 
21日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は高値水準でもみ合う展開となった。欧州時間序盤はBrexit問題の行方に対する先行き不透明感から上値の重さを見せる場面もあったが、NY時間に入るとクドロー米国家経済会議(NEC)委員長が、対中貿易協議について、今後交渉が進展すれば12月の関税引き上げを見送る可能性もあると表明し、108円台後半へと盛り返して取引を終えている。
 
英国の離脱協議についても、英議会が合意案を受け入れるかどうかについては悲観的な見方が優勢であるものの、仮に否決されても離脱期限延長により合意なき離脱は回避される可能性が高いと、楽観的な見通しに立つ参加者が増えてきており、リスク選好の地合いが米ドル円の下値を支える構図が続きそうだ。
10月高値108.955円が当面の目標だが、同水準を超えて5月以来の110円台復帰へ繋げられるか注目したい。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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