続伸後、しっかりした展開か

23日の日経平均株価は続伸後、しっかりした展開か。
堅調な地合いが継続するとみられ、買い先行のスタートとなりそう。買い一巡後は利益確定売りに押される場面も想定される。
日経平均株価の予想レンジは、2万2500円-2万2800円。
 
米中貿易協議が前進し両国が歩み寄るとの期待が相場を支え、年初来高値(2万2548円)を上回る場面があるだろう。もっとも英国の欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明感がくすぶり、積極的には買い持ち高を形成しにくい。東京市場が休みだった22日の米ダウ平均は39ドル安と小幅に下落しており、英国のEU離脱を巡る警戒感は投資家心理の重荷になる可能性が高い。
2万2650円近辺が日経平均の上値メドとして意識されそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所終値比115円高の2万2685円だった。
 
米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は21日、米国と中国の貿易協議が進展すれば12月に予定する中国製品に対する追加関税の発動を取り下げる可能性を示唆した。東京市場でも機械や電子部品株など中国関連銘柄に対し、下支え要因となるだろう。
 
国内では日電産が19年4~9月期決算を発表する。米国ではキャタピラーやマイクロソフト、ザイリンクス、ラムリサーチなどが19年7~9月期決算を公表する予定。米主要企業の決算内容が、明日以降の日本の機械株や半導体関連の株価に影響を与えそうだ。
 
 
【好材料銘柄】
 
■大日本住友製薬<4506>
上期最終を一転9%増益に上方修正。
 
■小田原機器<7314>
交通系ICカード決済に特化した新型運賃箱を開発し、日立自動車交通に初納入。
 
■日本システムウエア<9739>
上期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■ジェイテック<2479>
外国人人材受け入れ制度における登録支援機関の登録認定を受けた。
 
■北の達人コーポレーション<2930>
株主優待制度の優待品を現行の定価3564円以上相当の自社製品から、目の下専用アイクリーム「メンズアイキララ」(定価4864円)に変更する。
 
■クオールホールディングス<3034>
20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の32億円→33億円(前年同期は31.7億円)に3.1%上方修正し、増益率が0.9%増→4.1%増に拡大する見通しとなった。
上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の75億円→76億円(前期は72億円)に1.3%上方修正し、増益率が4.1%増→5.4%増に拡大する見通しとなった。
 
■ソフトウェア・サービス<3733>
9月売上高は前年同月比77.0%増の29.2億円、受注高は同69.2%増の15.5億円。
 
■いい生活<3796>
クラウドソリューション事業の9月売上高は前年同月比2.4%増の1億7400万円と増収基調が続いた。
 
■リボミック<4591>
加齢黄斑変性症治療薬として開発している「RBM-007」の国内における物質特許査定を取得。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
23(水)
《決算発表》
日電産、ジャフコ、小野測、ベクター、ピエトロ、高純度化、日鋳造、日本ユピカ、モーニングスタ
 
【海外】
米8月FHFA住宅価格指数(22:00)
《米決算発表》
キャタピラー、ノーザン・トラスト、イーライリリー・アンド・カンパニー、ボーイング、イーベイ、ザイリンクス、マイクロソフト、フォード、ペイパル
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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