堅調な展開か

29日の日経平均株価は買い優勢の展開が見込まれ、続伸しそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万400円-2万600円。
28日の日経平均株価は底堅い動きをみせていたことや、現地28日の米国株式が上昇したことを受け、買い優勢のスタートが見込まれる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(28日終値は105円73-75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の半ば(同117円28-32銭)とやや円安に振れている。為替相場の落ち着いた動きも下支えとなりそう。
取引時間中は前日に下げた中国・上海株や香港株を含めアジア株市場の動向も意識されそうだ。
 
ただ、買い一巡後は上値の重さが目立つ展開になるだろう。市場では2万0600円が上値メドになるとの声が聞かれた。
直近では、5日線(28日時点で2万507円)が上値を抑える格好となっていることから、同線を終値ベースで上回ることができるか否かに注目が集まりそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比35円高の2万515円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■スズキ <7269>
トヨタ自動車 <7203> と資本提携。トヨタが発行済み株式数の4.94%に相当する2400万株(総額960億円)を取得。スズキも480億円相当のトヨタ株を取得する予定。
 
■日本エム・ディ・エム <7600>
20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の7.8億円→11.3億円(前年同期は8.3億円)に44.9%上方修正し、一転して36.0%増益見通しとなった。
なお、通期の経常利益は従来予想の23.8億円(前期は22億円)を据え置いた。
 
■ビジネスブレイン太田昭和 <9658>
上期経常を一転28%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■富士ピー・エス <1848>
株主優待制度を拡充。現行は100株以上保有株主に一律500円分のクオカードを贈呈しているが、新制度では保有株数と保有期間に応じて500円~3000円分のクオカードを贈呈する。
 
■CAC Holdings <4725>
リクルートホールディングス <6098> が実施する株式売り出しに際し、保有株のうち200万株を売却する。19年12月期第3四半期に売却益を特別利益に計上する。
 
■ヤマト <1967>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.78%にあたる20万3000株(金額で1億3032万6000円)を上限に、8月29日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■ギグワークス <2375>
11-7月期(3Q累計)経常が43%増益で着地・5-7月期も33%増益。
 
■博報堂DYホールディングス <2433>
リクルートホールディングス <6098> が実施する株式売り出しに際し、保有株のうち540万株を売却する。
 
■アスクル <2678>
8月単体売上高は前年同月比5.2%増と増収基調が続いた。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
29(木)
2年国債入札
《決算発表》
パーク24、ウチダエスコ、菱洋エレク
 
【海外】
米4-6月期GDP改定値(21:30)
米7月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
《米決算発表》
ダラー・ツリー、ベストバイ
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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