[概況]
30日の欧米株式市場は、リスク選好姿勢が強まり、全体的に円安の流れだった。きっかけは米中貿易対立の懸念後退である。詳しくは、米中が9月の通商協議の開催について話し合っていることを中国商務省が発表したことだ。
この報道は、直近でムニューシン財務長官が9月の協議の予定を明言せず失望感が広がっていたところ伝わっただけに、市場はポジティブサプライズとして受け止めたようだ。米ドル円の動きを見ると、報道が伝わって以降、持続的に上昇し高値を106.650円とした。さて、この後の米ドル円だが、米中の協議進展期待が続くようであれば、8/13の高値109.990円までの上昇も考えられそうか。
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