ポジション調整の売りが優勢か

 
13日の東京株式市場は、目先的な転換点となる可能性もある。
日経平均株価は12日まで8連騰を演じ短期的な過熱感が警戒されるほか、週末要因などから、ポジション調整の売りが優勢となる場面もありそう。
昨年は8連騰の後、10月相場で日経平均は急落している。
 
明日はメジャーSQ算出日。米国株高による寄り付きの買い物によって高いSQ値になる可能性があり、「幻のSQ」などには特に注意が必要だろう。
いずれにしてもSQ前後は相場の変化日になる傾向があり、連騰続きの指数は上昇一服が予想される。日柄面でも昨年1月高値~10月高値までの「173」日を昨年12月安値からの期間で当てはめたタイミングとなるため、変化日として重要となる。三連休や翌週のFOMC(連邦公開市場員会)を前に後場は緩む公算が大きい。
 
 
■テクニカル・ポイント(12日現在)
 
22739.85  ボリンジャー:+3σ(26週)
22522.93  ボリンジャー:+3σ(13週)
22267.51  ボリンジャー:+2σ(26週)
22083.42  ボリンジャー:+2σ(13週)
21921.03  ボリンジャー:+3σ(25日)
21795.17  ボリンジャー:+1σ(26週)
 
21759.61  ★日経平均株価12日終値
 
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21643.91  ボリンジャー:+1σ(13週)
21534.30  ボリンジャー:+2σ(25日)
21392.23  6日移動平均線
21365.37  均衡表雲下限(週足)
21322.83  26週移動平均線
21318.42  新値三本足陰転値
21236.84  均衡表基準線(週足)
21213.19  200日移動平均線
21204.40  13週移動平均線
21190.04  均衡表転換線(日足)
21147.57  ボリンジャー:+1σ(25日)
21097.11  75日移動平均線
20999.84  均衡表基準線(日足)
 
7月高値を上回る21825.92円まで上昇し、5月7日安値21875.11円を上端とするマド埋めを開始した。ただ、ローソク足が連騰後の十字足を形成したほか、25日線との上方乖離率が4.81%に拡大したため、明日の反落リスクにも留意したい。
 
ボリンジャーバンドでは、+3σをやや下回る位置で推移し、上値拡張を示唆。RSI(14日ベース)は75.43%(昨日73.68%)と、過熱圏入りの目安とされる80%に向かう上昇トレンドが続いた。
 
 

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