続伸スタート、米中貿易協議の進展期待

【寄り付き概況】

 
13日の日経平均株価は、前日比148円22銭高の2万1907円83銭と9日続伸してスタート。
きのう12日も堅調な展開が続いたことや、現地12日の米国株式市場で、NYダウが7日続伸したほか、ナスダック総合指数も続伸。
貿易問題をめぐる米中対立が和らぐとの期待から買いが先行し、寄り付き直後に上げ幅は150円に迫る場面があった。欧州中央銀行(ECB)が12日に3年半ぶりの金融緩和に踏み切ったことを背景に、為替も108円10銭前後と前日夕方に比べ円安に進んだことも追い風となった。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸して始まったものの、下げに転じる場面がある。
 
トランプ米大統領は12日、難航している中国との貿易交渉を巡り、協議事項の範囲を絞った「暫定合意」も検討する考えを示し、米中協議が進展するとの期待が広がった。ただ「暫定合意よりもむしろ全体で合意したい」とも語り、中国の構造問題すべてに対処する形での交渉妥結を従来通り目指す方針も強調した。買い一巡後は前日まで8日続伸していることもあり、高値警戒感も出ている。
 
13日は株価指数オプションとミニ日経平均先物9月物の特別清算指数(SQ)算出日で、QUICKの試算では日経平均型のSQ値は2万1981円09銭だった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、27業種が高く、値上がり上位に鉱業、水産、不動産、海運など。一方、値下がりは証券、倉庫、卸売など5業種。
 
 
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテなどの値がさ株が堅調。ソニー、ファナック、キーエンス、トヨタ、武田、塩野義、第一三共が値を上げ大塚HD、資生堂、花王もしっかり。ZOZO、ヤフーは小幅高となっている。
 
半面、KDDI、NTTが小安く、任天堂は売り物がち。三井住友、三菱UFJが下落し、野村、第一生命も軟調。TDKが下押している
 
テクニカル的には、ホクリョウ(1384)、ミライト(1417)、安藤(1719)、大林(1802)、ライト工(1926)、ヤマト(1967)、山パン(2212)、雪印メグ(2270)、CDG(2487)、サッポロ(2501)、トーメンデバ(2737)、ハローズ(2742)、あみやき(2753)、DCM(3050)、日フェルト(3512)、巴川紙(3878)、マークライン(3901)、片倉コ(4031)、ステラケミ(4109)、石原ケミ(4462)、洋インキ(4634)、アルファシス(4719)、トーセ(4728)、マンダム(4917)、高純度(4973)、JCU(4975)、アース(4985)、コスモエネ(5021)、BS(5108)、有沢(5208)、特殊陶(5334)、三菱マ(5711)、リンナイ(5947)、山洋工(5958)、キャリアリ(6070)、NCHD(6236)、サトー(6287)、ローツェ(6323)、北越工(6364)、JUKI(6440)、TPR(6463)、日トムソン(6480)、前澤給(6485)、池上通(6771)、TOA(6809)、小野測器(6858)、メガチップス(6875)、イリソ電(6908)、ファナック(6954)、日東電(6988)、ニチコン(6996)、タチエス(7239)、NOK(7240)、カッパ(7421)、中山福(7442)、スズデン(7480)、システムソ(7527)、島津(7701)、トッパンF(7862)、プロネク(7893)、信越ポリ(7970)、セイコー(8050)、菱電商(8084)、ニプロ(8086)、三愛石(8097)、フジ(8278)、中京銀(8530)、TOC(8841)、日エスコン(8892)、毎日コム(8908)、社宅(8945)、東急(9005)、新京成(9014)、飯野海(9119)、ANA(9202)、ヤマタネ(9305)、中央倉(9319)、川西倉(9322)、朝日放送(9405)、昭文社(9475)、関電(9503)、中電(9504)、東北電(9506)、四国電(9507)、大ガス(9532)、因幡電産(9934)、ミニストップ(9946)、蔵王産業(9986)が動兆。
 

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