日経ジャスダック平均は7日続伸した。前日比3円32銭高い3349円14銭と、8月20日以来、およそ3週間ぶりの高値となった。
米中貿易協議の進展期待から東証1部の大型株が上昇、ジャスダック市場でも個人投資家の運用リスクを取る姿勢が強まった。
研究進捗による一時金受領を発表したラクオリアや特許取得が好感されたアイビーなど、好材料を発表した銘柄を中心に買われた。
ただ、午前には利益確定売りに押され下げに転じる場面もあり、上昇率は日経平均よりも小幅にとどまった。
市場からは「株式市場全体でグロース株からバリュー株に資金を移す動きが続いており、相対的にPBRが高く成長株とされる銘柄が多い新興株は売り圧力に押されやすい」との指摘があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で292億円、売買高は6409万株だった。
値上がり銘柄数は305、値下がり銘柄数は285となった。
個別では、クラスターテクノロジー、アイビー化粧品、日本テレホンがストップ高となり、アール・エス・シー、ヤマザキは一時ストップ高となった。マサル、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、ソフトウェア・サービス、ロングライフホールディング、モーニングスターなど9銘柄は年初来高値を更新した。SAMURAI&J PARTNERS、シンクレイヤ、レカム、ラ・アトレ、サンデーが買われた。
一方、川崎地質、エムティジェネックスが年初来安値を更新した。オリコン、ジェイ・エスコムホールディングス、日邦産業、アストマックス、リバーエレテックが売られた。
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