【寄り付き概況】
19日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比103円75銭高の2万2064円46銭だった。その後、上げ幅は200円を超えた。
18日までの米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表後にNYダウ工業株30種平均が大きく持ち直し、投資家心理が上向いた。この結果を受け、東京株式市場では日経平均株価が2万2000円台を回復して取引を開始した。保険や銀行といった金融株を中心に買いが先行し、相場上昇をけん引した。
外国為替市場で円相場が1ドル=108円台半ばまで円安・ドル高方向に振れたのも輸出採算悪化への警戒を和らげて相場の支えとなった。
きょうは日銀金融政策決定会合の結果発表も予定されており、その結果が注目されている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、29業種が高く、値上がり上位に保険、銀行、電力・ガス、不動産など。一方、値下がりは紙パルプ、鉄鋼、鉱業、非鉄の4業種のみ。
個別では、東京海上、SOMPOHDが買われ、三菱UFJ、みずほFG、三井住友が値を上げている。ソフトバンクG、リクルートHDは堅調で、関西電、中部電、東電力HDはしっかり。キーエンス、村田製は強含み、トヨタ、任天堂は締まっている。
半面、王子HD、日本紙は売られ、コロプラ、日揮、住友鉱は、ソニーを下げている。
テクニカル的には、LIFULL(2120)、NJS(2325)、NSSOL(2327)ハヴ(3030)、トレファク(3093)、Bガレ(3180)、グッドコム(3475)、IIJ(3774)、DS(3925)、中外薬(4519)、BML(4694)、トレンド(4704)、USS(4732)、ソフトブ(4779)、EMシステム(4820)、ストライク(6196)、日工(6306)、シンコウ(6458)、名村造(7014)、東建物(8804)、京阪神(8818)、イオンモ(8905)、住友倉(9303)、日本BS(9414)、CSP(9740)、ニチイ学館(9792)、ミロク情報(9928)が動兆。
