26日の東京株式市場は、現地25日の欧米株式が下落した動きもあり、売りが先行するとみられる。
4-6月期決算の発表が本格化してきたが、業績動向や先行き見通しなどにより、好悪の選別が強まる動きとなりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ばと円安方向に振れている。為替の動向によっては、輸出関連銘柄が見直される場面もありそう。
週末要因から積極的に上値を追う動きにはつながりにくいとみられ、取引終了近い時間帯には弱含む場面も想定される。
また、4-6月期決算が本格化することから、内容を確認したいとして、模様眺めムードも広がりそう。市場では、4-6月期決算への警戒感から買いポジションを落としている投資家が多いとみられ「先行きの業績悪化を、少しでも払しょくできる見通しが示されるようであれば、見直し買いが期待される」との見方があった。
日経平均株価の予想レンジは、2万1500円-2万1800円を想定する。
【好材料銘柄】
■篠崎屋 <2926>
非開示だった今期経常は黒字浮上、未定だった配当は2期ぶり0.5円で復配。
■エイトレッド <3969>
4-6月期(1Q)経常は79%増益で着地。
■ギークス <7060>
8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■ゴールドクレスト <8871>
4-6月期(1Q)経常は4.9倍増益で着地。
■エリアリンク <8914>
今期経常を一転6%増益に上方修正。
■NCS&A <9709>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。発行済み株式数(自社株を除く)の0.81%にあたる15万株(金額で7395万円)を上限に、7月26日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■愛光電気 <9909>
4-6月期(1Q)経常は2.9倍増益で着地。
■システナ <2317>
4-6月期(1Q)経常は28%増益で着地。
■エムスリー <2413>
4-6月期(1Q)税引き前は13%増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
7月都区部消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
マネックスG、エスリード、エックスネット、芙蓉リース、サカイ引越、木曽路、エレマテック、MonotaRO、システムリサーチ、Aiming、東映アニメ、BPカストロール、大特鋼、日立金、邦チタニウム、アイチコーポ、アマノ、マックス、山洋電、GMOFHD、ショーワ、幸楽苑HD、前田工繊、SHOEI、東エレク、PALTAC、静岡銀、北国銀、アサックス、京阪神ビ、日テレHD、沖縄セルラー、NTTドコモ、関西電、サーティワン、三菱総研、PI、キーエンス、日東電、椿本興、三谷産、ミスミG、インソース、ブルボン、Vコマース、椿本チ
【海外】
米4-6月期GDP速報値(21:30)
《米決算発表》
コルゲート・パーモリーブ、ウェアーハウザー、ツィッター、マクドナルド
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
