「月足陽線基準は21729円」
週明けのNY株式はマチマチの動き。
29日のNYダウは小幅高。
NASDAQとS&P500は反落。
目立ったのは製薬・日用品のJ&Jや日用品のP&Gなどディフェンシブ銘柄の上昇。
半導体のインテル指数の上昇に貢献した。
30日に決算発表を控えるアップルはUBSが目標株価を引き上げたことが好感され上昇。
ただFOMCの動向や再開予定の米中閣僚級貿易協議の行方を見極めたいとの見方から積極的売買は手控えられた。
FANG銘柄中心にハイテクやコミュニケーション関連銘柄が軟調。
NASDAQは終日マイナス圏での推移。
ダラス連銀製造業指数は予想を下回って着地。
英国10年国債が買われ、利回りは一時0.63%前後と約3年ぶりの低水準を付けた。
米10年債利回りは一時2.05%に低下。
ドル円は3日続落し108円台後半。
英ポンドは対ドルで大幅に下落。
月曜の日経平均は寄り付き31円安、大引け41円安と日足陰線。
日銀決定会合、FOMC、主要企業の決算発表と重要イベントを控えて様子見モード。
「株高の日」のアノマリーも効かなかった。
「NYではハト派姿勢が後退する可能性があり、失望売りにダウ急落も否定はできない。
日経平均は移動平均線3線が収斂しているため、突き抜ければ急落の危険性がある」とネガな見方が台頭した。
おまけはヒンデンブルグオーメンの点灯。
買わない悪材料のデパートなったような印象だった。
要は「買いたくないし売るのも怖い」。
だから東証1部の売買代金は1兆7443億円と7日連続の2兆円割れ。
だったらマザーズ指数とジャスダック平均の上昇はどう説明するのだろう。
値上がり952銘柄。値下がり1091銘柄。
新高値80銘柄、新安値46銘柄。
騰落レシオは104.64。
NTレシオは13.78倍。
25日線からは0.5%、200日線からは0.6%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.503%。
買い方▲10.103%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.868%。
買い方▲13.794%。
空売り比率は46.8%で94日連続40%超。
日経HVは14.2、日経VIは15.57。
東証REIT指数は反落。
日経平均採用銘柄のPERは12.05倍でEPSは1793円。
PBRは1.07倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比50円高の21620円。
高値21650円、安値21490円。
気学では「押し込んで戻す日」。
水曜は「初安後高の日。悪目買い方針良し」。
木曜は「下寄り買い、ただし突飛高は利入れ方針、飛びつき警戒」。
金曜は「前日高かりし時は反落する日」。
8月は「押し目買い、新高値が出れば大天井とみて駆け引きせよ」。
マチマチの展開となった週明けのNY主要3指数。
「今日の東京は自分で考えなさい」ということだろう。
7月SQ値21742円と7月2日高値21784円は先週一抜けている。
「5月のマド埋め21875円への再度挑戦権」は失っていないはず。
月足陽線基準は21729円奪還が目下の急務だ。
NYダウは28ドル高の27221ドルと続伸。
NASDAQは36ポイント安の8293ポイントと反落。
S&P500は4ポイント安の3020ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は0.67ポイント安の10776ポイント。
SOX指数は0.26%上昇。
VIX指数は12.83。
3市場の売買高は59.8億株。
225先物CME円建ては大証日中比50円高の21620円。
ドル建ては大証比50ポイント高の21620ポイント。
大証夜間取引終値は日中比60円高の21630円。
ドル円は108.77円。
10年国債利回りは2.060%。
(兜町カタリスト櫻井)
