【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比132円78銭高の2万1749円58銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、6.84ポイント高の1575.41で始まった。
後場は輸出株を中心に値を保ち、日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)はともに堅調。
日銀が正午前、金融政策決定会合で現行金融政策の維持を決めたと発表したが、反応は薄い。
外国為替市場では、1ドル=108円70銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
個別では、キーエンスがにぎわい、東エレク、ファナックは大幅高。SUMCO、任天堂が高く、ソニーも値上がりしている。ファーストリテが6営業日ぶりに反発し、ZOZO、楽天も買われている。
半面、ソフトバンクGの売りが厚い。NTT、NTTドコモが売られ、三菱UFJ、みずほFGは弱含んでいる。
日銀の金融政策決定会合では金融政策の現状維持が決まった。特段のサプライズはないが、主要国・地域が緩和姿勢に傾いているだけに、円高要因となる可能性はある。本日からは米FOMCが始まり、今後の利下げペースを探ることになるだろう。
米中の通商問題を巡ってはなお意見の隔たりが大きいもようで、閣僚級協議の行方が注目される。こうしたイベントも模様眺めムードにつながりそうで、後場の日経平均はプラス圏でのもみ合いになるとみておきたい。
明日にかけて決算発表の第1のピークを迎えるため、徐々にこれらの内容を見極めたいとの思惑も出てくるだろう。本日はソニー、任天堂などが決算発表を予定している。
ランチバスケットは19件、289.11億円、 30億売り越し。
