FOMCは米ドル買い反応に。

[概況]

31日欧米時間の外国為替市場において米ドル円が上昇している。
注目された米FOMCだが、0.25%の利下げとバランスシート縮小の終了が決定された。
市場予想の範囲内の結果ではあったが、その後パウエル議長の記者会見にて今回の利下げが利下げサイクルへの転換を意味するものではないとの見解が示され、追加利下げの可能性に対する期待感が剥落し米ドル買いが進んだ。
FOMC前、108円台半ばで推移していた米ドル円は、記者会見後一時109.01円へと本日高値を更新する動きを見せた。
7月10日にも跳ね返された同水準では戻り売り圧力も強く、一旦は上値を押さえられているが、高値更新後の押しも限定的で再度上伸の可能性がありそう。
 
ただ、FOMC記者会見について、利下げサイクルへの転換について否定した応答について焦点が当たっているが、一方でパウエル議長は利下げの回数に関する応答にて「一回だけとは言っていない」と追加利下げの可能性を否定はしておらず、目先この部分を織り込む動きが生じるか注目したい。

[提供:カネツFX証券株式会社]
 

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