[概況]
1日の東京外国為替市場は、米ドル円が上昇した。
上昇の理由は、昨夜のFOMCだ。
昨夜のFOMCは一部市場の期待を裏切り、利下げに慎重姿勢を示した。
これを受け米ドル円は上昇したのだが、本日はこの流れがさらに活発になる。
米ドル円の値動きを詳しく見ると、スタートは小動きだったが東京勢が本格的に参入する時間になると買いは活発となり、短時間のうちに高値109.330円まで上昇する。
その後はやや弱含むも上昇分を削るほどの下落には至らず、欧州時間に入った現在でも109円台は維持している。
さて、この後の米ドル円は、短期的には上昇すると予想する。
その理由は、やはりFOMCの結果である。
特にパウエルFRB議長の「今回の利下げは調整的な性格を持つ」との発言によって浮上する、利下げは1回で終わるのではとの思惑は大きい。
上昇の目処としては、まずは一目均衡表の雲の上限(109.60円近辺)。
同水準を上抜けると、節目110.00円が視野に入ってきそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
