戻り売りの環境か、米ドル円。

[概況]

 
7日の東京外国為替市場は、米ドル円の上値が重かった。詳しく値動きを見ると、東京時間中は下落に対する反動から買戻しが優勢で一時107.180円まで上昇。
 
しかし、欧州時間が近づくと弱含み106円台半ばまで水準を切り下げる。その後は同水準で上値が重い展開となり、106.460円で取引を終了する。米ドル円の上値が重かった理由は、まず米国が中国を為替操作国に認定したことで、米中の貿易対立が一層激化するのではとの警戒感。
 
そして、対立の激化で米景気の先行き不透明感が懸念され、再び米利下げ観測が強まっていることだ。そのようなわけで、本日の米ドル円も戻りは限定的と予想する。戻りの目処としては8/1からの下落に対する38.2%戻し(107.00円近辺)を想定したい。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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