[概況]
8日の欧米外国為替市場、米ドル円は往って来いの展開だった。まずNY時間の序盤は売りが優勢で、一時105.490円まで下落する。しかし、その後は買い戻され、下落前の水準である106円台前半まで切り返した。米ドル円のこうした値動きの背景にNYダウの動きが挙げられる。
昨夜のNYダウは序盤に米中の貿易対立の激化を嫌気し、一時前日比で500ドルを超える水準まで下落。
しかし、米国の利下げ観測が意識されると、中盤以降は一時プラス圏まで買い戻される展開となった。つまり、昨日の米ドル円は、NYダウの動きにつられ上下したというわけだ。さて、本日の東京時間は、米ドル円がどこまで戻り基調を強められるかに注目だ。
ポイントとしては8/1からの下落に対する38.2%戻し(107.00円近辺)が挙げられる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
