「ヒンデンブルグは灯っているが・・・」

「ヒンデンブルグは灯っているが・・・」
 
ポイントは米大統領選挙の農民票。
今朝の日経朝刊でも指摘している。
米国は16年に214億ドルの農産物を輸出。
それが昨年は91億ドルに減少。
ここに中国の米国産農産物の輸入禁止が加わった。
そこでブラジルやロシアが動き出したことでトウモロコシや小麦のシェアは当然落ちることになる。
イリノイ州の農民の言葉は「近隣の農家の半数は破綻するかも知れない」。
農家の資産に占め負債の割合は15.86%。
17年ぶりの高水準が予想されている。
これが現実だとすれば、強硬なトランプ大統領の姿勢は理解可能になってこようか。
単純な気紛れではなく、計算し尽くされているからこそ株高でネガ、株高でポジの姿勢となるのであろう。
 
点灯しているヒンデンブルグオーメン。
ヒンデンブルグオーメンは米国市場の株価急落を予兆するシグナルだ。
どちらかというと、株価上昇時の下落サインと言えるだろう。
点灯後おおよそ1ヵ月ほどが下落警戒期間となるという。
その点灯要素は4つ。
(1)ニューヨーク証券取引所(NYSE)での高値更新銘柄と安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.2%以上
(2)NYSE総合指数の値が50営業日前を上回っている
(3)短期的な騰勢を示すマクラレンオシレーターの値がマイナス
(4)高値更新銘柄数が安値更新銘柄数の2倍を超えない
 
因みに今年は8月2日、7月23日、5月10日に点灯した。
ヒンデンブルグ号は予告爆破されたナチスの飛行船の意味。
ちょっとおどろおどろしい。

(櫻井)
 

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