明日も不安定な相場展開か

NYダウ平均が800ドル下げた割には、日経平均は249円安と常識的な下げにとどまった。初動で大きく水準を切り下げた後は、パニック売りなどはほとんど見られず、ドル円も落ち着いた動きが続いた。平時の状態でダウ平均が800ドル下げたら混乱は免れないが、今はある程度イレギュラーな値動きも織り込み済みといった雰囲気もあり、良くも悪くも波乱慣れした雰囲気があった。
 
明日16日の東京株式市場は、不安定な相場展開か。
今週の日経平均は下げと上げが交互に出現し、不安定な状況が続いている。明日も方向感は定まりづらいだろうが、下値の堅さはうかがえるだけに、20500円より上で週を追えることができるかに注目したい。
 
 
■テクニカル・ポイント(15日現在)
 
21153.05  13週移動平均線
20977.13  均衡表雲下限(週足)
20966.92  均衡表転換線(週足)
20966.92  均衡表基準線(日足)
20897.20  ボリンジャー:-1σ(26週)
20749.27  ボリンジャー:-1σ(25日)
20743.80  ボリンジャー:-1σ(13週)
20660.91  均衡表転換線(日足)
20585.31  新値三本足陽転値
20551.83  6日移動平均線
20449.78  ボリンジャー:-2σ(26週)
 
20405.65  ★日経平均株価15日終値
 
20334.56  ボリンジャー:-2σ(13週)
20273.14  ボリンジャー:-2σ(25日)
20002.35  ボリンジャー:-3σ(26週)
19925.32  ボリンジャー:-3σ(13週)
19797.02  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
終値は下向きに転じた5日線を再び割り込んだが、ザラ場では6日に付けた直近安値20110.76円を下回る場面はなく、売り圧力の強さと下値の堅さをともに確認する形になった。一方、ボリンジャーバンドでは、-2σ絡みで推移し、依然としてレンジの下降拡張を警戒する形状。各バンド間隔の拡大も続き、相場が上下どちらにも大きく動きやすい地合いにある。一目均衡表では明日16日に雲上限と下限が交差する「変化日」を迎えることもあり、株価が大幅に変動する可能性に留意したい。
RSI(14日ベース)は22.16%(前日28.52%)に低下し、「売られ過ぎ」が強く意識される。
 

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