【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比125円09銭高の2万1458円96銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、3.87ポイント高の1559.14で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに高値圏でもみ合っている。早期利下げ観測の高まりを背景にした米株高を受けた買いが継続する一方、戻り売りが上値を抑えている。現状維持を決めた日銀の金融政策決定会合に対する目立った反応はない。
外国為替市場では、1ドル=107円60銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
個別では、ファーストリテが高く、ソフトバンクGは堅調。任天堂、ソニー、東エレク、SUMCO、ファナック、NTT、楽天が値を上げている。みずほFGは買い優勢となっている。
半面、キーエンス、村田製、太陽誘電が安く、トヨタ、ZOZO、JT、。三菱UFJ、三井住友がさえない。
本日の東京市場開始直後から米10年債利回りが2%台を割り込んでおり、これを受けてドル円も1ドル=107円台半ばまで調整し、現状は1月以来の円高・ドル安水準になっている。中国をはじめとしたアジア市場が堅調さを保っていることから、225型銘柄の底堅さは意識されているものの、急速な米長期金利低下に伴う円高進行を受けた自動車関連などの輸出関連や金融セクターは手がけにくいだろう。
後場の物色としても内需・ディフェンシブセクターや円高メリット銘柄に対する消去法的な商いに留まるとみられる。
