【後場寄り付き概況】
1日の後場寄り付きの日経平均株価が上げ幅を拡大している。
一時前週末比400円あまり高い2万1600円後半まで水準を切り上げた。
昼休み時間中に中国・上海総合指数が上げ幅を拡大し、海外投資家の買いが増えた。ファナックやキーエンス、SMCなど機械株の上げが目立つ。
ただ、売買代金は盛り上がりを欠く状態が続いており、日経平均の上値は限定的だろう。
グローベックスの米株先物では、NYダウは200ドルを超える上昇で推移しており、週明けの米国市場の上昇は織り込み済みである。
ただし、200ドルを超える上昇や米半導体株の強い動きがみられるようだと安心感につながるだろう。週明けの米株動向を受けた明日以降の相場展開が期待されるところである。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は264億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1480億円、売買高は6億4522万株だった。
個別では、任天堂が高く、村田製、東エレクは大幅高で、太陽誘電が値を飛ばしている。ソフトバンクGが締まり、ファーストリテ、ZOZOはしっかり。トヨタ、日産自、ホンダが値を上げている。三菱商が上伸し、コマツも買い優勢。資生堂は反発している。
半面、楽天が下落し、Jフロントは軟調。千代建や東レがさえない。
