日経ジャスダック平均は3日続伸した。前週末比29円43銭高い3435円04銭だった。
注目された米中首脳会談では、両国の貿易協議再開合意などが決まり、世界景気の先行きに対する警戒感が和らぎ、ジャスダック市場でも個人投資家の投資マインドも改善に向かった。幅広い銘柄に買いが入り、5月8日以来およそ2カ月ぶりの高値を付けた。
また、「外国人投資家が指数寄与度の大きい時価総額上位銘柄などに買いを入れていた」との指摘も聞かれた。
ただ、市場からは「貿易摩擦は解決されておらず、買い材料としては一時的」との声が聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で644億円、売買高は9412万株だった。
値上がり銘柄数は483、値下がり銘柄数は145となった。
個別では、フジタコーポレーション、ヒーハイスト精工がストップ高となり、日本興業は一時ストップ高となった。第一建設工業、ソフトフロントホールディングス、アエリア、ULSグループ、システム ディなど24銘柄は年初来高値を更新した。地域新聞社、カルナバイオサイエンス、ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング、フェローテックホールディングス、エヌエフ回路設計ブロックが買われた。
一方、FHTホールディングス、ハチバンが年初来安値を更新した。アサカ理研、ワイエスフード、フロイント産業、天龍製鋸、細谷火工が売られた。
