日経ジャスダック平均は5日ぶり反落、利益確定の売り

日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比2円64銭安い3442円90銭だった。
ジャスダック市場は、政府による韓国への半導体材料輸出規制の動きから、日本企業の業績への影響が懸念されハーモニックやフェローテクなどが売られた。
さらに為替市場で一時1ドル=107円台半ばまで進んだ円高を嫌気して、目先の利益を確保する売りが次第に増えた。
一方で、個人の投資資金は、引き続きカジノ関連などのテーマ株や短期の値幅取りを狙った低位株に向かい、全般は小幅な下げに留まった。
市場関係者は「値動きだけを追いかけた忙しい相場展開になっている」と指摘していた。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で472億円、売買高は1億816万株だった。
値上がり銘柄数は298、値下がり銘柄数は298となった。

個別では、コモ、銀座山形屋が年初来安値を更新した。放電精密加工研究所、オーネックス、環境管理センター、小田原エンジニアリング、ソフィアホールディングスが売られた。
 
一方、ジェイホールディングス、フジタコーポレーション、日本興業がストップ高となった。第一建設工業、和弘食品、ミヤコ、アエリア、ULSグループなど12銘柄は年初来高値を更新した。麻生フオームクリート、多摩川ホールディングス、リバーエレテック、ケイティケイ、地域新聞社が買われた。
 

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