102円高と反発、米株最高値更新で追い風強まる

【寄り付き概況】

4日前場寄り付きの日経平均株価は前営業日比102円高の2万1740円と反発して始まった。
前日のNYダウ工業株30種平均など主要な株価指数がそろって過去最高値を更新。投資家心理が強気に傾き、株価指数先物を中心に買いが先行した。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発している。
 
米国では3日発表された雇用関連の経済指標などが市場予想を下回った。米連邦準備理事会(FRB)の利下げを後押しするとの観測から、ダウ平均が約9カ月ぶりに過去最高値を更新した。
 
世界的に金融緩和ムードが高まるなか、米国では10年債利回りが2%台を割り込み、2年8日月ぶりの低水準となった。5日に発表される米雇用統計の結果次第では、FRBによる7月利下げの可能性も現実味を帯びることで、株式市場では改めて追い風環境が意識されている。
一方、外国為替市場では1ドル=107円台後半の推移で円高への警戒感は拭えず、買い一巡後は伸び悩むケースも考慮される。
市場では「米株高は休場前の持ち高調整を目的とした買いが後押しした面があるため、日本株の上値を追う動きは限られる」との声が聞かれた。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、ゴム製品を除きほぼ全面高。値上がり上位に海運、不動産、証券、医薬品、鉱業など。
 
個別では、トヨタ、ソニー、資生堂が値を上げている。ソフトバンクグループ(SBG)やユニファミマが高い。武田、中外薬や第一三共といった医薬品株に加え、川崎汽など海運株の上げが目立つ。三菱UFJは小幅高。ニトリHD、菱地所が買われている。
 
半面、ファナックやアドテストが安い。村田製、太陽誘電やスズキも下落している。スシローGHDが売られている。みずほFGは小幅安。ファーストリテもさえない。
 
 
225先物はGS・JP・UBS・SBI・クレディ・メリルが買い越し。
大和・シティ・ドイツ・ソジェン・モルスタが売り越し。
TOPIX先物は大和・ソジェン・GS・パリバが買い越し。
メリル・バークレイズ・モルスタ・ドイツが売り越し。
 
テクニカル的には、ファーストコーポ(1430)、富士PS(1848)、矢作建(1870)、日ハウス(1873)、五洋(1893)、日特建(1929)、明星工(1976)、森永菓(2201)、雪印メグ(2270)、日駐(2353)、キャリアDC(2410)、タカミヤ(2445)、サッポロ(2501)、オエノン(2533)、高千穂(2676)、ジーフット(2686)、ラサ商(3023)、三越(3099)、シキボウ(3109)、Hamee(3134)、SFP(3198)、ニッケ(3201)、プレサンス(3254)、日管理(3276)、コメダ(3543)、デファクト(3545)、シテムリ(3771)、大王神(3880)、テラスカイ(3915)、DS(3925)、四国化(4099)、PI(4290)、プロトコ(4298)、FIG(4392)、科研(4521)、東和薬(4553)、沢井薬(4555)、ダイト(4577)、トレンド(4704)、TOW(4767)、スカラ(4845)、アジュバン(4929)、ニチレキ(5011)、アキレス(5142)、中山鋼(5408)、ネツレン(5976)、シンニッタン(6319)、新東工(6339)、金銭機械(6418)、シコウウ(6458)、モーゲージ(7192)、TBK(7277)、アルビス(7475)、シモジマ(7482)、ドウシシャ(7383)、イオン北(7512)、ワタミ(7522)、タカショー(7590)、日本フラ(7820)、三光合成(7888)、凸版(7911)、ヴィア(7918)、ヨンドシー(8008)、カメイ(8037)、菱電商(8084)、SRS(8163)、千趣会(8165)、MRMAX(8203)、ゼビオ(8281)、地銀セクター、アニコム(8715)、マネパ(8732)、太平洋発(8835)、サンヨーナゴ(8904)、近鉄(9041)、京阪(9045)、国際紙パ(9274)、乾汽船(9308)、スカパー(9412)、日本BS(9414)、SB(9434)、電力セクター、EFON(9514)、広ガス(9535)、トラコス(9715)、学究社(9769)、グルメ杵(9979)、大庄(9979)、ファーストリテ(9983)が動兆。
 

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