【後場寄り付き概況】
4日後場の日経平均株価は前日比56円36銭高の2万1694円52銭で寄り付いた
東証株価指数(TOPIX)は、7.34ポイント高の1586.88で始まった。
後場は日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに堅調。米国株高を好感して前場に買われた輸出関連株を中心に値を保っている。
外国為替市場では、1ドル=107円70銭台の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
個別では、ソフトバンクGがにぎわい、任天堂、ソニー、東エレク、ファナック、トヨタ、ホンダもしっかり。スシローGHDが上げ幅を拡大し、アスクルは大幅上昇している。
半面、ファーストリテの売りが厚く、ZOZOは小幅安。太陽誘電が下げ、SUMCO、安川電も売られている。
物色としても輸出関連中心に広がりは期待しにくく、後場にかけても、中小型株や内需・ディフェンシブ系銘柄への商いに留まりそうだ。
市場では、7月上旬に決算日で決算期日を迎える上場投資信託(ETF)による分配金支払基準日を前にしたキャッシュ作りの来週初に約5000億円規模の売り需要を警戒する向きもあり、売買代金2兆円割れの営業日が依然として目立つ東京株式市場にとっては、上値を抑える一因としても意識されよう。
