【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は前営業日比211円46銭安の2万1534円92銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、12.33ポイント安の1580.25で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに安値もみ合い。前週末の米国株安に加え、週明けの上海市場を中心にしたアジア主要株価の下落が顕著になっているため、投資意欲が冷え込んだ状態だ。
外国為替市場では、1ドル=108円40銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
日経平均はこう着感の強い相場展開になるとみていたが、結局は5日線を下回り前引けにかけて下げ幅を広げている。
上場TPX、225投信、上場225などETFの決算となるため、これに伴う分配金捻出の為の売り需要の影響が警戒されているとみられ、短期筋による先回り的な売り仕掛けの動きも意識されよう。
先週から警戒されている要因であり、機械的に売られるため、需給悪化も一時的とみられるが、本日と10日に大量の売りが出るため、本日の処は影響を見極める中で、押し目も拾いは、難しいところである。
日経平均は節目の2万1500円台での攻防をなっているが、6月の直近戻り高値であり、今回のマドを空けての上昇によるマド上限に位置する。マドを埋めずに踏ん張りを見せられるかを見極めたいところであろう。
個別では、任天堂、ソニーが甘く、キーエンス、村田製はさえない。ソフトバンクG、NTTが下落し、ファーストリテ、ZOZOが下押している。イオンが大幅安で、7&iHDは小甘い。富士興産の下げがきつい。
半面、トヨタが小高く、東エレクは底堅い。三菱UFJ、みずほFGはしっかり。武田が強含み。日本通信が買われている。
