[概況]
9日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は底固い推移となっている。米国の過度な利下げ期待を修正する動きから、米ドルは押し目が入ると買われる展開が続いている。
ただし、本日NY時間にパウエルFRB議長の議会証言を控えることや、テクニカル上の節目の水準(今年4月以降の下落トレンドの38.2%戻しである108.92円)へと到達したことで、一段の上値追いには慎重な向きが増え、ひところの勢いは収まっており、イベントを消化するまでは、108円台後半を中心とした往来相場に終始する可能性が高そうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
