【寄り付き概況】
12日前場寄り付きの日経平均株価は続伸して始まったが間もなく下げに転じ、前日に比べ20円ほど安い2万1600円台前半で推移している。
前日のNYダウが続伸し初の2万7000ドル台に乗せた。米利下げへの期待は強く上値を追う展開となったが、主力IT関連株が安くナスダック指数は下落した。このNYダウの上昇を受け、日経平均株価も買い優先で始まったが、徐々に戻り待ちの売りが増えた。前日発表した2019年3~5月期の連結決算が大幅減益だった安川電が売られ、電機や機械株全般に業績の下振れを警戒した売りが広がっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はさえない。
寄り付き時点で業種別では33業種中、25業種が高く、値上がり上位に海運、精密、保険、非鉄など。一方、値下がりで目立つのは電気機器、石油、金融など。
ファーストリテが高寄りし、ソフトバンクGはしっかり。任天堂、ソニーは堅調。トヨタ、デンソーが買われ、ホンダも値上がりしている。
半面、安川電、日東電や村田製が安く、ファナック、キーエンス、SMCの下落が目立つ。日東電工は軟調。楽天や小野薬、ZOZOもさえない。
225先物はクレディ・ドイツ・シティ・UBS・野村・パリバが買い越し。
ソジェン・アムロ・JP・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はGS・メリル・ドイツ・クレディが買い越し。
モルスタ・パリバ・バークレイズ・JP・アムロが売り越し。
テクニカル的には、住電設(1949)、日比谷(1982)、DeNA(2432)、ヨコレイ(2874)、DDHD(3073)、マツキヨ(3088)、USMH(3222)、野村不(3231)、サムティ(3244)、SUMCO(3436)、コムチュア(3844)、アカツキ(3932)、ノムラシス(3940)、高圧ガス(4097)、ツムラ(4540)、ソフトブ(4779)、東京鉄(5445)、大紀アル(5702)、昭和電線(5805)、Jマテ(6055)、ライクキッズ(6065)、図研(6947)、たけびし(7510)、サイゼリア(7581)、スクリン(7735)、永大産(7822)、共同印(7952)、ツツミ(7937)、河合楽器(7952)、松風(7979)、ブラインド(7989)、日立ハイテク(8036)、セイコー(8050)、タカキュー(8166)、ケーズ(8282)、十六銀(8356)、ダイビル(8806)、スターツ(8850)、ゴールドクレ(8871)、パスコ(9232)、国際紙パ(9274)、安田倉(9324)、メタウォ─タ(9551)、ダイセキ(9793)が動兆。
