22日の東京株式市場は、もみあい展開となりそう。
米国株式の主要3指数はそろって上昇して始まったものの、中東情勢緊迫化の懸念に加えて、前週末に大幅反発した反動を受けて売りが優勢の展開を予想する。
週後半には4-6月期の決算発表が本格化し、翌週にはFOMCを控えるなか、安く寄った後は様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。
ただ、下値は限定的となろう。21日投開票の第25回参議院選挙は、与党が過半数を維持した。市場では予想に沿った結果だとの受け止めが多いものの、政権基盤の安定や重要イベントを無難に通過した安心感から買われる可能性があると考える。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(前週末19日終値は107円64-65銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の後半(同121円25-29銭)と円高に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比115円安の2万1265円だった。
【好材料銘柄】
■エプコ <2311>
上期経常を一転49%増益に上方修正。
■エスプール <2471>
東証が26日付で市場1部に指定する。
■クレステック <7812>
東証は26日付で東証2部に市場変更する。
■ガーラ <4777>
アエリア <3758> [JQ]とVR事業で業務提携。ガーラは韓国GPMが開発したVRプラットフォーム「Monster VR」の販売代理店。提携を通じてアエリアは「Monster VR」関連機器を自社の民泊施設に導入する。
■メディア工房 <3815>
中国人向けに医療インバウンドとヘルスケアに特化した越境eコマースを提供するWebサービス「和心医薬」をリリース。
■ソラスト <6197>
6月のデイサービス利用者は前年同月比43.8%増の1万1355人、訪問介護は同2.5%増の7281人。
■エンプラス <6961>
4-6月期(1Q)経常は13%減益も対上期計画進捗率は99.8%に達し、5年平均の50.5%も上回った。
■文教堂グループホールディングス <9978>
京都市下京区にある店舗の売却に伴い、19年8月期に固定資産売却益約14億円を特別利益に計上する。通期業績への影響は現在精査中。
■ケアサービス <2425>
東京都江東区で介護事業を展開するひだまりの全株式を取得し子会社化する。
■TOKAIホールディングス <3167>
ソフト開発を手掛けるアムズブレーンの株式を取得し子会社化する。
■オイシックス・ラ・大地 <3182>
NTTドコモ <9437> とミールキットサービス「dミールキット powered by Oisix」を提供開始。
■マイネット <3928>
スマートフォンゲーム「茜さすセカイでキミと詠う」を共同運営するジークレストから運営権を取得。8月1日から単独で国内版を運営する。
■アイ・ピー・エス <4390>
子会社がマニラ首都圏地域TAGUIG市に近視矯正クリニックを開設する。
■アルインコ <5933>
4-6月期(1Q)経常は4%増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
22(月)
《決算発表》
OBC、ADワークス、オービック、ナガワ、コーエーテクモ
【海外】
中国版ナスダックとなる新興ハイテク企業向け株式市場「科創版」の取引開始
米6月シカゴ連銀活動指数(21:30)
《米決算発表》
ハリバートン
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
