様子見ムードが続くか

28日の東京株式市場は、引き続き手掛かり材料に欠けるなか、もみ合いとなりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万1000円-2万1300円。
米国株はメモリアル・デーにより休場。欧州は英国が休場で、ドイツやフランスは上昇した。ドル円は109円50銭近辺で推移しており、外部環境は比較的落ち着いている。新たな手掛かりに乏しい中、動意に乏しい展開を予想する。
27日に行われた安倍首相とトランプ米大統領の首脳会談で、貿易協議について目立った進展がみられなかったことから、様子見ムードが続くとみられる。
 
日経平均株価の5日線(27日時点で2万1201円)に接近し、同線が意識されそう。東証1部の売買代金は27日に1兆4713億円と、4年5カ月ぶりの低い水準に落ち込んでおり、上昇には売買代金の増加がポイントになるとみられる。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(27日終値は109円57-58銭)、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の半ば(同122円68-72銭)と小動き。大阪取引所のナイトセッションでは、27日終値比20円高の2万1220円だった。
 
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■アーレスティ <5852>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.24%にあたる58万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月28日から8月31日まで。
 
■ホープ <6195>
今期経常を一転黒字に上方修正。
 
■東京エレクトロン<8035>
発行済み株式数(自社株を除く)の8.5%にあたる1400万株(金額で1500億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月28日から12月31日まで。
 
■トランスジェニック<2342>
「エクソンヒト化マウス」を作成する技術に関する国際特許を出願。
 
■フジタコーポレーション <3370>
JFLAホールディングス <3069> のタピオカドリンク専門店「モミトイ」の北海道・東北におけるエリアフランチャイズ契約を締結。
 
■五洋インテックス <7519>
医療法人イムスグループのアイセルネットワークスと業務提携。海外からのインバウンドを対象としたメディカルツーリズムサービスの展開などを実施する予定。
 
■コーアツ工業 <1743>
株主優待制度を新設。毎年9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律1000円分のクオカードを贈呈する。
 
■ジーエヌアイグループ <2160>
中国で「アイスーリュイ」のじん肺治療薬としての治験許可申請が承認。
 
■プラネット <2391>
8-4月期(3Q累計)経常が4%増益で着地・2-4月期も14%増益。
 
■まんだらけ <2652>
4月売上高は前年同月比6.8%増と増収基調が続いた。
 
■パレモ・ホールディングス<2778>
5月既存店売上高は前年同月比5.6%増と前年比プラスに転じた。
 
■モバイルファクトリー<3912>
ブロックチェーンアプリ(DApps)を一般的なブラウザで利用可能にするモバイル署名管理サービス「Qurage Link」をリリース。同サービスは特許出願済み。
 

【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
28(火)
4月企業サービス価格指数(8:50)
40年国債入札
《決算発表》
スリープロ、タカショー
 
【海外】
EU首脳会議(ブリュッセル)
米3月FHFA住宅価格指数(22:00)
米3月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米5月消費者信頼感指数(23:00)
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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