こう着状態か

あす(29日)の東京株式市場は、手掛かり材料難の地合いのなか、こう着状態が強まりそうだ。日米首脳会談では、トランプ米大統領が日米通商協議について夏の参院選終了まで具体的な交渉を先送りする姿勢を示したことで、懸念材料とされていた自動車などの関税引き上げへの警戒感が緩和され、後退していた投資家心理にやや改善がみられるようだ。
 
日経平均は先週2万1000円を割り込んだところから盛り返してきたが、5月はさえない動きが続いていたため3日続伸がまだない。明日上昇して底打ち感を強めることができるかに注目したい。
また水準的には、5/20高値の2万1430円を早々に上回ることができるかに注目しておきたい。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(28日現在)
 
22107.26  ボリンジャー:+1σ(25日)
21923.33  ボリンジャー:+1σ(13週)
21859.48  ボリンジャー:+1σ(26週)
21802.39  200日移動平均線
21705.90  均衡表雲上限(日足)
21625.46  25日移動平均線
21557.19  均衡表基準線(日足)
21557.19  均衡表転換線(週足)
21540.15  13週移動平均線
21460.61  75日移動平均線
21344.92  新値三本足陽転値
21263.17  均衡表雲下限(日足)
 
21260.14  ★日経平均株価28日終値
 
21211.15  6日移動平均線
21176.03  均衡表転換線(日足)
21169.87  26週移動平均線
21156.97  ボリンジャー:-1σ(13週)
21143.66  ボリンジャー:-1σ(25日)
20823.69  均衡表基準線(週足)
20773.79  ボリンジャー:-2σ(13週)
20661.86  ボリンジャー:-2σ(25日)
20480.25  ボリンジャー:-1σ(26週)
20390.61  ボリンジャー:-3σ(13週)
20180.06  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
ローソク足は3日連続で陽線を引き、終値ベースでは4日ぶりに5日移動平均線を上回った。日足の一目均衡表では、日々線が雲下限を下回って引けたが、基準線と転換線はいずれも横ばいで、短期的な売り圧力軽減が期待できよう。
ボリンジャーバンドでは、日々線は下降中の-1σをやや上回って推移し、一時-3σ割れを見た14日からの戻り局面継続を窺わせた。
 

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