良好な経済指標にドルは買われ、NY株式市場の下げに売られる

[概況]

上昇で始まった欧州株式市場がマイナス圏に落ちる下げとなった事や米株価指数先物が下落した事などに為替市場は円買い優勢となり、欧州市場序盤にドルは昨日安値109.195円まで値下がりした。
 
しかし其の後は下げ止まりから上昇に転じ、NY市場朝方に109円半ばを回復すると、発表された3月S&Pケースシラー住宅価格は予想を上回り、3月住宅価格指数は予想を下回ったが、NY株式市場が続伸で始まり、続いて発表された5月コンファレンスボード消費者信頼感指数も予想を上回ると、序盤にドルは欧米市場高値となる109.615円まで反発した。
 
其の後はNY株式市場が下落に転じた事などにドルも上値を抑えられ、終盤に掛けて株価が下げ幅を拡げるとドルも引け近くにNY市場安値109.315円まで下げ、最後は前日比-18銭の109.370円と反落し、株価下落によるリスク回避の円買いにトルコリラ(+8銭)以外の主要通貨も値下がりして引けた。
米中貿易摩擦を警戒してNY株式市場は反落し、ドルも売られたが109円は割れず、下値の堅さは維持しているカタチとなっており、ドルは揉み合い継続か。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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