【寄り付き概況】
29日の日経平均株価は、前日比204円72銭安の2万1055円42銭と3日ぶりに反落してスタート。
米株安の流れを受け、売りが先行した。下げ幅は一時、300円を超えた。
米中貿易摩擦の長期化を嫌気し、前日のNYダウ平均は大幅安で終えた。電子部品株や半導体関連株など中国関連とされる銘柄に売りが優勢になっている。28日に米長期金利が1年8カ月ぶりの低水準を付け、金融株に運用環境の悪化を警戒する売りが出たのも相場の重荷になった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も下落している。
日米金利差の縮小観測で、外国為替市場の円相場は1ドル=109円台前半とやや円高方向に振れており、自動車など輸出関連株も安い。
個別では、太陽誘電やアドテスト、安川電の下げが目立つ。東エレク、キーエンス、村田製が値を下げ、ファナック、ソニーが売られている。トヨタ、ホンダ、日産自は軟調で、三菱UFJ、三井住友、みずほFG、第一生命HDやT&Dも売られている。ファーストリテ、ZOZOが小甘い。
半面、ヤフーや丸井G、DOWAは上昇。出光興産、富士石油、JXTGが値を上げ、国際帝石は買われている。ToyoTire、ブリヂストンは堅調で、ソフトバンクG、日本ライフLやM&Aキャピ、コロプラも高い。
225先物は、ドイツ・みずほ・シティ・野村・SBI・パリバが買い越し。
ソジェン・アムロ・クレディ・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・GS・ドイツ・シティが買い越し。
みずほ・野村・モルスタ・JP・クレディ・アムロが売り越し。
テクニカル的には、SMS(2175)、豆蔵(3193)、日立(6501)、ニホンフラッシュ(7820)、平和不(8803)、関西スパ(9919)が動兆。
