下値模索の推移か

29日の東京株式市場は、リスク回避の売りに日経平均は寄り付きから下値模索の動き。
半導体関連や電子部品株を中心に売り優勢となり取引時間中に一時2万1000円台を割り込む展開となった。日経平均株価終値は、前日比256円77銭安の2万1003円37銭と3日ぶり反落した。
 
明日の日経平均株価は下値模索の推移となりそうだ。
米中貿易摩擦が長期化するという懸念が強まるなかで、投資家の買い見送り姿勢が継続することが予想される。
また、外国為替市場での円高・ドル安進行への警戒感も買い手控えにつながりそうだ。
いづれにしても明日どう動くかは今晩の米国株次第となるだろう。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(29日現在)
 
21793.84  200日移動平均線
21751.48  均衡表雲上限(日足)
21576.72  25日移動平均線
21557.19  均衡表転換線(週足)
21557.19  均衡表基準線(日足)
21520.40  13週移動平均線
21463.48  75日移動平均線
21288.32  均衡表雲下限(日足)
21191.28  新値三本足陽転値
21166.30  6日移動平均線
21159.99  26週移動平均線
21157.34  均衡表転換線(日足)
21117.20  ボリンジャー:-1σ(13週)
21096.08  ボリンジャー:-1σ(25日)
 
21003.37  ★日経平均株価29日終値
 
20823.69  均衡表基準線(週足)
20714.00  ボリンジャー:-2σ(13週)
20615.44  ボリンジャー:-2σ(25日)
20469.89  ボリンジャー:-1σ(26週)
20310.80  ボリンジャー:-3σ(13週)
20134.80  ボリンジャー:-3σ(25日)
19779.80  ボリンジャー:-2σ(26週)
19089.71  ボリンジャー:-3σ(26週)
 
 
ローソク足はマドを空けて下げ、陰線を引いた。下降中の5日移動平均線を下放れており、投資家の含み損益悪化が進んだとみられる。
終値ベースでは2万1000円台をキープし、下値での一定の買い需要を確認した形となったものの、明日30日以降は終値で2万1000円を割り込んだ場合は、2万1000円が上値抗線に転じる可能性が出てくることに留意したい。
日足の一目均衡表では、昨日に続いて日々線が雲下限を下回って引けた。転換線が横ばいから下降に変化したほか、遅行線は株価とのマイナス乖離幅を拡大し、三役逆転後の地合い悪化が一段と進んだ格好である。
ボリンジャーバンドでは、日々線は下降中の-1σを上回ることなく推移しており、売り手優位を再確認した。
 
 

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