株価の下げにドルは売られ、米国債利回りの上昇に買い戻される

[概況]

欧州株式市場も下落して始まると為替市場は再度円買い優勢となってドルは当日安値に迫る下げとなり、ユーロはそれまでの安値を下抜いた。
 
其の後は揉み合いとなり、NY市場に入り発表されたMBA住宅ローン申請指数はマイナスで、NY株式市場が大幅続落して始まり、ダウが中盤に400ドル以上も下落するとドルも109.200円まで下げ、ユーロは当日安値121.600円まで下落した。しかし7年債入札が不調で米国債利回りが上昇するとドルは買い戻されて中盤にそれまでの高値を上抜き、終盤には当日高値となる109.710円まで上昇した。
 
最後も前日比+21銭高の109.580円と109円半ばを回復し、ドル以外の主要通貨はマチマチで引けた。この日のNY株式市場は大幅続落してリスク回避の円買いが進んだが、7年債入札をきっかけにドルは買い戻され、最後は反発して引けた。リスク回避の円買いが優勢だったが、ドルは対ユーロやポンドなど、他の主要通貨に対して買われており、ドル/円も買われるカタチとなった様だ。ドルは揉み合い継続か。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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