東証マザーズ指数は前週末比31.78ポイント安の872.41ポイントと大幅に4営業日続落。世界的に投資家がリスク回避姿勢を強める中で、マザーズ市場も幅広く売りが出た。
後場に下げ幅を広げ、下落率は4月2日以来、約2カ月ぶりの大きさだった。
バイオ関連株が引き続き売買代金ランキング上位に並んだが、利益確定売りに押され気味だった。値動きの軽さで買いを集めた直近上場銘柄などもあったが、商いを伴って大きく値を上げる銘柄の数は少なくなっており、個人投資家も「全体には手じまい姿勢」のようだ。
値上がり銘柄数は26、値下がり銘柄数は257となった。
個別では、19年7月期業績予想の上方修正を発表したものの、市場予想に届かなかったはてながストップ安。フィット、ITbookホールディングス、ケアネット、FRONTEO、アドウェイズなど47銘柄は年初来安値を更新。リボミック、グッドスピード、串カツ田中ホールディングス、ライトアップ、ホープが売られた。
一方、フルッタフルッタ、バルニバービ、JIG-SAW、ラクス、バルテスが年初来高値を更新。タイセイ、HANATOUR JAPAN、グローバルウェイ、ALBERT、ベルトラが買われた。
