もみ合い展開か

4日の東京株式市場は反発後、上値が重い展開となりそう。
日経平均株価予想レンジは、2万200円-2万500円。
米大型ハイテク株の下落は気がかりではあるが、ダウ平均が下げ止まったことは安心材料。シカゴ日経平均先物も高寄りを示唆しており、日本株もいったん売り圧力が和らぐと予想する。日経平均株価は5月28日終値(2万1260円14銭)から850円近い下げを演じていただけに、自律反発狙いの買いなどが先行するとみられる。ただ、円高基調が続いていることもあり、上値は重いだろう。
 
為替市場で、ドル・円が1ドル=108円近辺(3日終値は108円24-26銭)と円高に振れ、現地3日のNY市場では一時1ドル=107円台の後半まで円高が進む場面もみられたことから、対ドルの動きに神経質な動きとなることも想定され、上値は重そう。
一方、ユーロ・円は1ユーロ=121円台の半ば(同120円93-97銭)と円安方向にある。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比105円高の2万465円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■日本ハウスホールディングス <1873>
上期経常が赤字縮小で着地・2-4月期は3%増益。
 
■日本ライトン <2703>
親会社である台湾のLITE-ON TECHNOLOGYがTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株240円。買い付け期間は6月4日から7月16日まで。
 
■ブイキューブ <3681>
百五銀行 <8368> が6月から導入する保険の「遠隔相談システム」にテレビ会議システム「V-CUBE ミーティング」を提供。
 
■あすか製薬 <4514>
経皮吸収卵胞・黄体ホルモン製剤「メノエイド コンビパッチ」の製造販売承認を久光製薬 <4530> へ承継。
 
■医学生物学研究所 <4557>
東証が4日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
■ダイオーズ <4653>
今期配当を2円増額修正。
 
■ゼネラルパッカー <6267>  
8-4月期(3Q累計)経常が3.6倍増益で着地・2-4月期も2.1倍増益。
 
■キュービーネットホールディングス <6571>
5月既存店売上高は前年同月比9.9%増と増収基調が続いた。
 
■カシオ計算機 <6952>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.62%にあたる400万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月4日から7月4日まで。
 
■ワークマン <7564>
5月既存店売上高は前年同月比31.6%増と増収基調が続いた。
 
■京都きもの友禅 <7615>
5月受注高は前年同月比17.5%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
4(火)
5月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
《決算発表》
モロゾフ、ナトコ、不二電機、アインHD、泉州電
 
【海外】
FRBが金融政策に関する会議(~6/5)
米4月製造業受注(23:00)
《米決算発表》
ティファニー、セールスフォース・ドットコム

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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