6日の東京株式市場は、堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万600円-2万900円。
現地5日の欧米株式が上昇したこともあり、買いが先行しそうだ。
きのうの日経平均にも強い動きが見られた中、押し目があれば買いが入ると考える。週末に米雇用統計を控えて様子見姿勢は強まるだろうが、過度な警戒がいったん和らぎ、底堅い地合いが続くと予想する。
ただ、買い手掛かりに乏しい状況は続いていることから、買い一巡後は、模様眺めムードが広がる可能性もある。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(5日終値は108円24-25銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の半ば(同121円96銭-122円00銭)と円高に振れている。引き続き、為替動向には神経質な動きとなる場面もありそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比60円高の2万790円だった。
【好材料銘柄】
■オリコン <4800>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.15%にあたる30万株(金額で3億6000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月6日から8月30日まで。
■リプロセル <4978>
東京工業大学との共同研究開発計画「汎用性の高い遺伝子編集用iPS細胞株の開発と販売および同iPS細胞株を利用した高機能型膵臓β細胞の開発と事業化」が関東経済産業局公募事業に採択。
■アルチザネットワークス <6778>
8-4月期(3Q累計)経常が赤字縮小で着地・2-4月期は黒字浮上。
■TYK <5363>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.24%にあたる100万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月10日から20年3月31日まで。
■フジ・コーポレーション <7605>
上期経常は24%増益で上振れ着地。
■ギフト <9279>
5月既存店売上高は前年同月比3.8%増と増収基調が続いた。
■パソナグループ <2168>
抽選式株主優待「地方創生体験宿泊プラン」を実施。19年5月末時点で300株以上を3年以上継続保有する株主の中から、抽選で合計50組に自社グループが運営する宿泊施設の宿泊券などを贈呈する。
■巴工業 <6309>
19年10月期第2四半期累計(18年11月-19年4月)の連結経常利益は前年同期比27.3%増の17.1億円に伸び、通期計画の23億円に対する進捗率は74.5%に達し、5年平均の56.0%も上回った。
■東京楽天地 <8842>
20年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比11.2%増の3.8億円に伸び、2-7月期(上期)計画の7億円に対する進捗率は55.1%に達し、5年平均の47.2%も上回った。
直近3ヵ月の実績である2-4月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の13.0%→12.8%に低下した。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
6(木)
規制改革推進会議(首相官邸)
5月都心オフィス空室率
《決算発表》
トップカルチャ、スバル興
【海外】
ECB理事会(ドラギ総裁会見)
米4月貿易収支(21:30)
休場:韓国
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
