前場終値比でやや弱含む

【後場寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は前営業日比40円高前後と前場終値と比較してやや弱含みで推移している。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小動き。米国とメキシコの通商問題などに不透明さが残る中、海外投資家は様子見姿勢を崩していないようで、積極的な売買は見られない。
外国為替市場では、1ドル=108円20銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
 
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテが買われ、楽天は大幅高。NTTが続伸し、第一三共、花王、資生堂は堅調。任天堂、R西日本、JALが値を上げ、パーク24、トヨタ、ブリヂストン、日本電産も上昇している。
 
半面、ソニーが小安く、村田製、アドバンテスは反落。日産自、マツダ、三菱自は売られている。三菱UFJはさえない。武田、JTが軟調で、リクルートHDは値を下げている。
 
日経平均は4月24日に直近高値2万2362円92銭をつけた後、調整トレンドとなったが、4月末から現在に至るまでの価格帯別売買高で商いの積み上がっている水準は2万1200円処(25日移動平均線レベル)であり、これを前に節目の2万1000円といった抵抗ラインも位置する。
前述のショートカバーの一巡感や為替の円高推移なども勘案すると、積極的に上値を追いにくい環境となっている。
 
引き続き米国による対中・対メキシコ関連のニュースフローに一喜一憂する展開は続くなか、相場全体の地合いとしてはポジションを傾けにくいこう着相場となっている。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次