【寄り付き概況】
10日の日経平均株価は、前週末比210円69銭高の2万1095円40銭と大幅に続伸してスタート。
前週末のNYダウが5日続伸と戻り歩調を強めており、東京株式市場でもこれに追随する展開とんっている。発表された5月の米雇用統計が市場コンセンサスを大きく下回り、これがFRBの早期利下げ思惑につながり、米国株の上げを助長している。
NYダウは一時350ドル強の上昇でフシ目の2万6000ドル大台に乗せる場面があり、東京市場の相対的な出遅れ感が意識されている。日経平均は寄り付きで2万1000円台を回復し、なお頑強な展開が想定される。
取引開始前に内閣府が発表した1~3月期の国内総生産(GDP)改定値は、年率換算では2.2%増だった。速報値(2.1%増)からわずかに上方修正となった。
市場では「予想通りの結果で株式相場の一定の下支え要因になる」との声が出ていた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上昇している
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に石油、非鉄、輸送用機器、繊維、電気機器など。
個別では、トヨタ、ホンダが買われている。任天堂は小幅高。ソニー、キーエンス、東エレクがしっかり。日立ハイテク、ソフトバンクG、ファーストリテ、楽天、日立も高い。
半面、KDDI、NTTドコモが安い。ソフトバンク、NTT住友大阪は軟調。KABU.COMもうられている。
225先物は、野村・HSBC・大和・JP・シティが買い越し。
ソジェン・GS・バークレイズ・クレディ・日興・アムロ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・パリバ・日興・モルスタ・シティ・JP・HSBCが買い越し。
野村・大和・みずほ・クレディ・バークレイズ・メリルが売り越し。
テクニカル的には、三機工(1961)、東芝プラ(1983)、システナ(2317)、ジーフット(2686)、JALUX(2729)、APC(3175)、ネクステージ(3186)、オープンH(3288)、シップ(3360)、テクマト(3762)、SRA(3817)、アバント(3836)、クレハ(4023)、日立化成(4217)、フェイス(4295)、インフォコム(4348)、科研薬(4521)、OLC(4661)、サイボウズ(4776)、バリュー(6078)、オルガノ(6368)、アイモバイル(6535)、JES(6544)、ローランドDG(6789)、ホシデン(6804)、アイコム(6820)、OKAWA(6926)、全国保証(7164)、任天堂(7974)、4℃(8008)、佐藤商(8065)、正栄食品(8079)、SRS(8163)、Eギャラ(8771)、京阪神ビ(8818)、イエロハ(9882)、プレナス(9945)が動兆。
